進む円安、物価押し上げ=輸入品の伸び顕著―6月 2022年07月12日 18時19分

1ドル=137円台前半に下落した円相場を示すモニター=11日午前、東京都港区の外為どっとコム
1ドル=137円台前半に下落した円相場を示すモニター=11日午前、東京都港区の外為どっとコム

 日銀が12日発表した6月の国内企業物価指数は前年同月比9.2%上昇の113.8となり、3カ月連続で過去最高を更新した。9%台の上げ幅は6カ月連続。急速な円安による輸入価格の上昇が、物価全体を押し上げた。
 6月の輸入品の取引価格動向を示す輸入物価指数は、円換算ベースで175.7と1983年2月以来約39年ぶりの高水準。伸び率は46.3%で過去最大だった。一方、契約通貨ベースで見ると伸び率は25.8%となっており、上昇幅の半分近くは円安の影響でかさ上げされたことになる。
 円換算ベースの輸入品目では、石油・石炭・天然ガスが2.3倍、木材・木製品・林産物が62.5%上昇、飲食料品・食料用農水産物が30.4%上昇と軒並み高騰。国内企業物価では輸入品を活用する輸送用機器なども上昇しており、円安の影響が幅広い品目に波及している。
 外国為替市場では足元、1ドル=137円台と24年ぶりの安値水準で円相場が推移。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は「しばらくは(物価指数の)伸び率が高止まりする可能性がある」と指摘している。 

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