4月機械受注、0.6%増=非製造業の弱さ続く 2021年06月16日

 内閣府が16日発表した4月の機械受注統計(季節調整値)によると、企業の設備投資の先行指標となる民間需要(変動の大きい船舶・電力を除く)の受注額は前月比0.6%増の8029億円だった。2カ月連続のプラス。
 ただ、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける非製造業からの受注が低迷しており、基調判断は「持ち直しの動きに足踏みが見られる」に据え置いた。
 民需の内訳は、製造業が10.9%増と4カ月ぶりのプラス。造船業や非鉄金属などからの受注が増加した。
 一方、非製造業は11.0%減。3月に鉄道車両の大型案件があった運輸業・郵便業が反動で落ち込んだことが響いた。昨年秋に盛り上がった通信業のデジタル関連投資も一服感が強まった。 

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